いつもいつも後悔ばかり

大事な大事な息子。

たくさんの後悔から、一時的な感情で息子にイライラしたり、怖い思いをさせるのは絶対やめよう。安心感を与えられる母になろう。
大きくなった息子が、わたしを思い出すとき、わたしの笑顔が思い浮かぶように。

そう誓ったのに、またやってしまった。
きっかけは、本当に些細なこと。

今日は4回目のお漏らし、、。
お漏らしなんて普通のこと。
なんだけど、、、。
服を脱がせ、とりあえず、息子をお風呂に連れていった。
床のおしっこを拭かなければと、タオルで拭いていたら、息子は裸のまま風呂場からリビングに来て、はさみを取りだし、お風呂場にあったディモルフォドンの背びれを切ろうとした。

おしっこがおしりについたまま。
お風呂にいてと言ったのに。
しかも、はさみを取り出して、背びれを切ろうとしている。

思わず、背びれ切ったらかわいそうだよと、やめさせようとした。
けれど、息子はハサミとディモルフォドンを持って、2階へ逃げた。
おしっこがついた体で2階へ、布団の上に乗られたら嫌だ。
その思いが先走って、
息子に「ハサミ危ない。下に降りてきて。」と叱ってしまった。

すると息子はハサミをわたしに向けた。
わたしはぶちギレ、手を引いて一階に降りようとした。
息子は悲しそうに泣いた。

ハサミとディモルフォドンを没収して、
お風呂はいるよと手を引いて、
一緒に入ろうとお風呂のなかにいれた。

息子「入らない!」
わたし「わかった。じゃお母さん一人ではいるね」
息子「ダメ!」
わたし「なんでダメなの?理由は?」
息子「ぼくとお父さんが入った後、おかあさんが入るの」
わたし「そうなんだ。お母さんのこと嫌いだもんね。ふ~ん、わかった」

二人ともリビングに戻る

わたしはイライラして洗濯物を畳んでいた。
息子は一緒に絵本を読もうと誘ってくる。
「そうだね~」とだけ返し、絵本を読む気になれない。
息子は一人で違う遊びを始めた。

しばらくして、「お母さん、お風呂入ってくるね~」と声をかけた。

息子は「いいよ」という。

わたしは一人でお風呂に入り、気持ちを切り替えようとした。
そうしていると、裸の息子が、こっそりお風呂に入ってきた。

わたしはまだ気持ちの切り替えができず、息子が風呂に入ってきてくれたのに、見て見ぬふり。
そうしていると、息子がわたしの視界にはいるように、前に出てきた。

あたかも今気づいたかのように、
「あ~来てくれたんだ~」と声をかけた。

そこでやっと反省できた。

息子はお風呂で見つけたディモルフォドンの背びれを切りたいと思ったから、リビングに来てハサミを取った。
ただ、やってみたかっただけ。
その気持ちを無視し、おしっこがからだについたまま動き回る息子にイライラし、わたしは叱ってしまった。

わたしが叱ったあとも、絵本を読もうといってくれた息子。お風呂に入りたくなかったのに、わたしと一緒に入ってくれた息子。
わたしは意地を張り、素直になれなかった。
息子の方が、わたしよりよっぽど大人だ。

その後は、息子に「さっき怒ってごめんね」と言って抱き締めた。
なんでこんなちっぽけなことで怒ってるんだろうといつも思う。
いつも反省するのに繰り返してしまう。

もう明日から絶対絶対、優しい母親でいる!